2001-2002シーズンは日本のリンクホッケー界にとって残念な話題が多いシーズンでした。
代表的なものは以下の3つでしょうか。
・東京ドームインラインスケートリンクの閉鎖
・秋田ワールドゲームズ全敗
・アジア大会男子3位


まずは東京ドームインラインスケートリンクの閉鎖です。これについては前回も記述しましたのでここでは割愛 します。


次に秋田ワールドゲームズ全敗という結果です。
対戦国のレベル、地の利からみても日本には最低1勝はして欲しかったと思います。(出来れば全勝!!) 少なくともその程度の結果はみんな期待していたでしょう。しかし結果は全敗です。2000年の世界選手権で勝ったオーストラリアにも負けてしまいました。
何が通用して何が通用しなかったのか、日本に足りなかったものは何だったのか？ 大会関係者、連盟役員、代表監督、出場選手等の人たちには冷静に分析したこれらの意見を聞きたいものです。いや、聞きたいのではなく多くの競技関係者が聞かなければならないと思います。
この経験を後続の者に伝えていかなければ日本のホッケーが進歩することはありえないでしょう。バルセロナオリンピックからワールドゲームズまでの間、ほとんど世界との差が埋まっていないように今後も同じ歴史を繰り返すのでは意味がありません。世界の強豪(といっても本当の実力の1/3も出してないと思いますけど・・・)と戦った貴重な経験の還元を期待しています。
また、私たち非大会関係者も大会を盛り上げることが出来なかったという点では反省しなければなりません。盛り上げることが出来なかったというよりは、盛り上げようと努力することさえもなかった、というのが本音でしょうか。
ワールドゲームズはバルセロナオリンピック以来の競技普及最大のチャンスだったと思います。大会開催に大変な努力を注いでくれた大会関係者の方々には申し訳ない気持ちで一杯です。


そして、アジア大会男子3位という結果についてはどうでしょうか。どのような相手にどのような結果・内容だったか詳細はわからないのですが、アジアで3位という結果には不満を感じます。
連盟の第一目標は「アジアチャンピオン」だったはずです。このように目標を達成できなかった場合、連盟はどのような対策をとっているのでしょうか？誰かが結果の責任をとるのでしょうか？実際のところどうなっているのかはわかりません、もしかしたら「やっぱりダメでした」と監督が結果を報告するだけで終わっているのかも知れません。もしかしたら敗戦の理由を選手のせいにして名指しで非難しているかも知れません。最終的には誰も責任をとらずに水に流されてしまっているのかも知れません。
たとえ結果が望むもので無かったとしても誰が悪いとかそういう問題では無いのです。日本の代表として出場している以上、求められるのは結果です。連盟は結果の出せる監督を選出し、選出された監督は結果の出せる選手を選出してチームを構成し、選出された選手は監督の指示に従い戦うのです。監督が勝敗の責任を持たなければきっと選手は監督の指示に従うことはないし、連盟の協力が無ければ監督が勝敗の責任を持つことも無いでしょう。責任を持たない人には誰もついていかないし、責任をみんなで擦り付け合うのは意味が無いことです。
だれも責任を追及しない仲良しチームでは絶対に勝てません、これは代表でなくてもクラブや大学のチームでも一緒だと思います。
2001-2002シーズンの日本の低迷、これは役割が明確化されていない現状を反映しているのではないでしょうか？



ということで(!?)、みなさんの2001-2002シーズンはどのようなシーズンでしたでしょうか？
XXXは全日本選手権＆東京都クラブ対抗戦で優勝することが出来た(前年度チャンピオンのMJCがいませんでしたけど・・・)ので良いシーズンだったと言えます。個人的にはスペインでホッケーして日本では得られない経験を得ることが出来たのでまぁまぁ良かったと思っています。

2002-2003シーズンはみなさんにとっても、日本のリンクホッケー界にとっても明るい話題の多いシーズンになるといいですね。
2002年の世界選手権(男子)Bグループはたしか南アフリカで開催される予定だったと思います。ここらでAグループ昇格を決めて一気にリンクホッケーの存在を日本中にアピールしましょう。競技の普及、それは代表の成績にかかっていると思っています。
ちなみにXXXのクラブとしての目標は全試合全勝です。(毎年同じ)